2012年
10月
28日
日
「マスター、YESのRoundaboutという曲知ってる? アニメのエンディング曲でね、すご~く気に入っちゃったんだけど!!」
エ~ッ! アニメに使用されているの?
ELPの「Tarkus」のオーケストラ版がNHKの大河ドラマ「平清盛」の劇中音楽として使用されているし、プログレ復権か?!
お客様から詳細をお聞きしたところ、今月10月5日から始まった「ジョジョの奇妙な冒険」という大人気アニメでエンディング曲で使用されているんですって!!
70年代・80年代の楽曲が、日本のTV-CM、映画、TVドラマ、TV番組のBGM等で使用されているのは周知の事実ですよね。
有名な楽曲としては、Rubettesの「Sugar Baby Love」。
この曲は、CX-TVのドラマ「WATER BOYS」やの木村カエラTV-CM等で使用。
また、日本生命「ピンク・リボン」のCMでは、Derek and the Dominosの「Layla」が。
Journeyの「Don't Stop Believin'」は、日産・エルグランドのCMに、「Open Arms」は2004年の映画「海猿」の主題歌に使用。
TOTOの「Child's Anthem/邦題:子供の凱歌」が車のCMに。
Eaglesの「Desperado」は、2007年木村拓哉主演ドラマTBS日曜劇場「華麗なる一族」の挿入歌や2010年公開の映画「十三人の刺客」の主題歌に使用されていますよね。
余談ですが、僕が一番見るのが毎週土曜日にOAされているTX-TVの釣番組2本。
この番組中には60年代の曲が頻繁に流れるので、釣り+音楽が楽しめます!
で、「ジョジョの奇妙な冒険」なんですが、全く知識がないのでWikipediaで調べたところ・・・・
原作者は荒木飛呂彦氏と言う方で、1987年~2004年まで集英社発行の「週刊少年ジャンプ」に、2005年からと長期にわたって「ウルトラジャンプ」に連載中の大ヒット漫画なんですね。
シリーズの単行本は100巻を越え、累計発行部数は2012年2月時点で何と6324万部。
2006年の文化庁による文化庁メディア芸術祭10周年記念アンケート企画「日本のメディア芸術100選」でマンガ部門2位に選ばれたとか・・・。
凄い漫画だね!!
この漫画は「人間讃歌」をテーマとし、「ジョースター一族と、邪悪な吸血鬼と化したディオやその後継者たちが、2世紀以上に渡り繰り広げる戦いを描く大河群像劇」というらしい。
ウ~ム、解りづらい!!
とにかく、このアニメは2012年10月5日より、TOKYO MX、MBS、CBC、東北放送、RKB毎日放送、BS11にて放送が始まったようです。
で、TVをほとんど見てないので知らないのですが、TOKYO MXって何?
● YES 「 Roundabout 」
この曲は、1971年発表の4枚目のアルバム「Fragile/邦題:こわれもの」に入っています。
この時のYESのメンバーが凄い!!
ジョン・アンダーソン(Vo)、
クリス・スクワイア(B)、
スティーヴ・ハウ(G)、
リック・ウェイクマン(Key)、
ビル・ブラッフォード(Dr)という最強メンバー。
「危機」と一緒に彼等の代表作ですよ!!。
2012年
10月
23日
火
「VERY OLD ST. NICK(ヴェリー・オールド・セント・ニック)」が、やっと入りましたよ~~~!!
この「VERY OLD ST. NICK」は、ケンタッキー州バーズタウンのヘヴン・ヒル蒸留所で蒸留されたバーボン原酒を買い受け、独自に長期熟成させたデラックス・バーボン。
だけどね、生産量が非常に少なくて入手するのが難しいバーボンなんです。
ラベルに描かれたお爺さんは、禁酒法時代にアメリカ・ケンタッキー州の森に住んでいたニック爺さん。
このニック爺、禁酒法時代だから隠れて密造酒をこしらえていてね、毎年、クリスマス・シーズンが近づくと少量づつ瓶詰めしてこっそりと流していたんですって・・。
で、その密造バーボンを飲んだ人が、あまりの旨さに「聖人ニック(セントニック)」と賞賛したのが名前の由来になったとか・・・。
現在でも、たったの3人で「VERY OLD ST. NICK」を造っているんですって!!
ヘヴン・ヒルの原酒が熟成していく状態を見守り、瓶詰め作業(年に2回きりだって!)をやり、ラベルも手作業‥等。
全ての作業をたった3人でやっているんだから、当然、発売量は少ないに決まっているよね。
お酒自体は、香気が高く、切れのいいカラッとした舌触り。
口に含み喉を通るとき、カラメルのような芳醇な香りがスゥ~と鼻に抜けていきます。
ウ~ム、美味いぞ~!!
美味くて生産量が少ない入手困難なバーボン「VERY OLD ST. NICK」。
一度、ご賞味を!!
2012年
10月
19日
金
・Peter Gabriel 「 So 」
Genesisは知っていますよね?
そう、1972年「Genesis」や73年「Selling England by the Pound/邦題:月影の騎士」などの名盤を残したプログレ・バンド。
そのリーダー&ヴォーカリストが、Peter Gabriel。(因みにドラム担当はフィル・コリンズ)
Peter Gabrielは1975年にソロ活動に入り、1986年に発表した4枚目のソロ・アルバムが「So」。
ここからシングル・カットされた「スレッジハンマー」が世界的な大ヒット。
皮肉にもねこの時、ビルボード・シングルチャートNo.1だったのが、かつて在籍していたGenesis(フィル・コリンズ中心)の「インヴィジブル・タッチ」だったんです。
これをものの見事に引きずり落として1986年7月26日付のビルボード・シングルチャートで全米No.1に輝きました。
アルバム自体もUKで1位、USAで2位となっています。
・GEORGIA SATELLITES
「 Keep Yourv Hands To Yourself 」
バンド名のとおりジョージア州出身で、3コードのシインプルなロックを得意とするロック・バンドがGEORGIA SATELLITES。
1986年に同アルバムでデビュー。
その1stアルバムからシングルカットされた「Keep Your Hands To Yourself」が、あれよあれよと言う間に、何とUSAシングル・チャートで2位になっちゃいました。
アルバム自体もビルボードで5位を記録。
軽快でシンプルなロックンロールをダミ声で歌うGEORGIA SATELLITESは、聞く価値あり!!
因みにロッド・スチュアートの「Every Picture Tells A Story 」のカヴァーもいいですよ!
2012年
10月
15日
月
・CYNDi Laupert & Blue Angel 「CYNDi Laupert & Blue Angel」
当店でも大人気のシンディ。
そのシンディがソロデビューする前に組んでいたバンドがBlue Angel。
このアルバムは、1980年発表のBlue Angel当時の唯一のアルバム。
全編オールディーズ、ロックンロールの気持ちの良いアルバムに仕上がっています。
このアルバムが無ければ80年代のシンディはないし、
1983年「 She's So Unusual」、1986年の「 True Colors」も生まれなかったかもね。
シンディの歌声がとても新鮮です。
・SKiD ROW 「18 & LiFe」
お客さんから「スキッド・ロウある?」のお声。
僕らの年代では、スキッド・ロウといえばゲーリー・ムーア。
そう、70年代にThin Lizzyで活躍したゲーリー・ムーア。
その彼が若干17歳でデビューしたバンドがスキッド・ロウ。
お客様に1stアルバムをお見せしたところ、「こんなジャケットじゃないよ。これニセモノじゃない!?」とおっしゃる。
ゲーリー・ムーアも知らないと言う。
僕の間違いかとおもい、自宅で再度調べたところ、80年代後半から90年代にかけて活躍したアメリカの同名バンドがありました。
急いでレコードを取り寄せ試聴。
「オ~ッ、いいじゃん! 90年代前後にこんな硬派なハードロックバンドが存在してたんだ!」と感激しました。
ボン・ジョヴィ君と幼馴染みであるデイヴ“ザ・スネイク"セイボ(g)を中心に86年結成。1989年に発表された1stアルバム「Skid Row」からシングルカットされた"18 And Life"、"Youth Gone Wild"、"I Remember You"が大ヒットし、アルバムもビルボードで6位を記録。
でも、LP入手はできず、タイトルのシングル盤のみですが90年代も捨てたもんじゃないですね!
・BRYAN FERRY 「BOYS & Girls」
Roxy Musicのブライアン・フェリーが1985年に発表したソロアルバム。
このアルバムのゲスト・ミュージシャンが凄い豪華なんです。
デイヴ・ギルモア、マーク・ノップラー、マーカス・ミラー、デヴィッド・サンボーン、トニー・レヴィン、アンディ・ニューマーク、ナイル・ロジャーズetc。
ネッ、豪華でしょ!
メンバーを見ても売れないわけがないって感じ。
当然シングルカットされた「DON’T STOP THE DANCE」が大ヒットし、UKでNo.1を獲得。
同曲は日本でも大ヒットし、富士フイルムのビデオテープのCMに使用されました。
また、2002年には日産・プリメーラのCMに使われていますよ。
2012年
10月
14日
日
また好きな作家が逝ってしまいました。
作家 丸谷才一先生、享年87才。
実のところ、エッ~、もう87才だったの?」って感じ。
考えてみれば、最初に読んだ「年の残り(1968年)」から約50年近くなるんだから・・・・。
しょうがないか・・・。
丸谷才一は好きな作家の一人。
といっても、「年の残り」、「たった一人の反乱(1972年)」、「裏声で歌へ君が代(1982年)」「女ざかり(1993年)」の4冊の小説しか読んでないけどね。
だって、丸谷先生は、長編小説を10年に1作のペースでしか刊行しないんですから。
まるで、アメリカン・プログレ・ハードロック・グループのBOSTONのように・・・。
でも、だからこそ先生の長編小説は素晴らしいんだけどね!
約10年に一度くらいだから、出版されると思わず買ってしまう。
自宅の本棚を眺め「そういえば、最近丸谷才一の本を読んでないな~」と思っていたところの訃報なのでショックでした。
丸谷才一先生の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
2012年
10月
07日
日
● WHO 「Odds & Sods」
レコードのジャケットに惚れてしまうことってあるよね。
このジャケットも惚れてしまった内の1枚。
ネッ、かっこいいでしょ!!
このアルバムは、WHOのベーシスト ジョン・エントウィッスルのアイディアで編纂されたもので、1964年から1973年にかけての未発表音源を収録したアルバムなんです。
収録曲「不死身のハードロック」は、1979年に公開されたWHOのドキュメンタリー映画「キッズ・アー・オールライト」のサウンドトラックに使用され、UKシングルチャートで48位を記録。
● BAKER GURVITZ ARMY
「BAKER GURVITZ ARMY 1st 」
アルバムのグループ名で誰のグループがわかるよね。
そう、CREAMのドラマー ジンジャー・ベイカー。
CREAM解散後、元GUN、Three Man Armyのガーヴィッツ兄弟と結成したハードロック・バンドがBAKER GURVITZ ARMYで、1974年に発表した1stアルバム。
エイドリアン・ガーヴィッツのギターにジンジャー・ベイカーのドラムが絡んだ最高に素晴らしいハードロックアルバム。
UKハードロックの名盤の一つと言われています。
因みにジンジャー・ベイカーは、2010年「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」で第9位に輝いていますよ!!
● TOM WAITS 「CLOSING TIME」
当店のレコードで渋さNo.1で何故か女性のファンが多い「酔いどれ詩人」TOM WAITS。
彼が1973年に発表した1stアルバム「クロージング・タイム」。
このアルバムは、商業的には成功しなかったようですが、TOM WAITSの曲は、いろいろなアーチストがカバーしているんだよね。
Eaglesが1974年に発表した3作目のアルバム「On The Border」に収録されている「オール'55」やティム・バックリィやミートローフがカバーしている「マーサ」のオリジナルがTOMのこのアルバムに収録されています。
また、あの元気の良いボン・ジョヴィ君も2002年にTOM WAITSの曲を数曲カバーしているとか。
酒とTOM WAITS・・・・・、本当に・・・・・似合う!!
2012年
10月
05日
金
●映画「007」シリーズ
作家イアン・フレミングの代表作「007」は、主人公ジェームズ・ボンドが大活躍するスパイ小説。
その「007」が映画化され、記念すべき第1回映画「007 ドクター・ノオ」が公開されたのが50年前の1962年10月5日ですって!
1962年といえば、僕はまだ中学1年。
当然、大人の映画は見られず、007シリーズは高校生になってから金沢八景の八景シネマで観ました。
ショーン・コネリーが格好よくってね・・・、それにボンド・ガールがね・・・・。
007シリーズの面白さは、スパイ映画なので手に汗を握るアクションやストーリー展開は当然なんですが、何といってもて主題歌、ボンドが使用する様々な武器等、そしてボンド・ガールだよね!
特に主題歌は、有名なアーチストが担当し、ビルボードで必ずBest 10にランキングしています。
●BEATLES
今更ですが・・・、Beatlesがレコード・デビューしたのが、やはり1962年の今日10月5日。
シングル盤で「Love Me Do/P.S. I Love You」のカップリングでビルボード17位を記録。
Beatlesの出現により、僕の音楽感が変わったのは紛れもない事実です!!
●ABBA博物館
スウェーデンのポップグループABBAの博物館が来春にも首都ストックホルムにできるそうです。
ABBAは日本でも大ヒットしましたよね。
その後の映画やミュージカルにより、若い方にも支持され圧倒的な人気を今でも誇っています。
「マンマミーア」を観たという方が結構いらっしゃいますよ。
以前にも書きましたが、ABBAの真中のB二人はビョルンとベニーの頭文字。
この二人組の「木枯らしの少女」が1972年に日本だけでヒットしています。
僕は大好きな曲です。
でも、この1曲だけで消えてしまったんですが、突如1974年ABBAとなって帰ってきました。
「Waterloo/邦題:恋のウォータールー」、「SOS」、「ダンシング・クイーン」等、次々にヒット曲を連発。
本当にスウェーデンに貢献したと思いますよ。
ABBAの博物館ができてもおかしくないよね!!
2012年
10月
04日
木
Bonnie & Clydeは、知っていますよね!
そう、1930年代に実在した銀行強盗で、アメリカン・ニューシネマ「俺たちに明日はない」のモデルになった二人。
彼らが活躍(?)した1930年代のアメリカは、いわゆる「暗黒の木曜日」から始まる世界大恐慌時代。
当時、全米労働者の4人に1人が失業者だったとか・・・・。
日常の憂さを晴らすために酒を飲もうとしても飲めない禁酒法の時代でもあります。
この暗黒の時代に脚光を浴びていたのがアル・カポネを代表とするようなギャング団。
(アル・カポネとFBIエリオット・ネスとの壮絶な戦いも映画になりましたよね!)
そんな禁酒法と世界恐慌の時代に翻弄された若者の一人がBonnieでありClyde。
そんな二人が意気投合し、日々の憂さを晴らすように銀行強盗を繰り返し刹那的な生活を送っていましたが、最後は100発以上の銃弾を浴びて射殺されてしまう。
そのBonnie & Clydeが銀行強盗に実際使用していた拳銃がオークションにかけられ、3000万円で落札されたとか・・・。
大好きな映画の一つだったので、ビックリ!!
映画「俺たちに明日はない」が公開されたのが1967年で、僕が高校生の時。
でも実際に観たのは数年後で池袋の文芸座だったかな~(?)
60年代後半の大学は、東大闘争や学費値上げ反対から始まる70年安保闘などで日本全国の大学で学生運動が盛んで、大学も2年間のロックアウト。
そんな時に“刹那的に生き、花と散る” Bonnie & Clydeの生き方(かなり日本的!)に凄く衝撃を受けましたよ!
今でも“刹那的に生き、花と散る”世界は大好きで、かなり憧れています!
・・・・が、気が付けば・・・・、こんな年・・・・・に・・・・。
しかし、オークションにBonnie & Clydeの拳銃が出品されるなんてね~。
今まで誰が持っていたんだろうか?
事件に係った武器類は、警察等が管理していると思うのですが・・・・、
唐突ですが、高橋和己の短編小説に「散華」というのがあったな~。