2015年
3月
22日
日
1970年に大ヒットした「All Right Now」の作詞・作曲を手がけたFreeのベーシスト アンディ・フレイザーが、カリフォルニアの自宅でお亡くなりになったそうです。
癌とHIVを患っていたとか・・・・・。
彼も闘病生活を続けていたんですね・・・・。
享年62歳。
本当に残念ですよね。
合掌!!
アンディは、天才少年だったんです。
何故少年かと言うと・・・・、
13歳のときロンドンのクラブでプレイヤーとして活躍し、すぐにJohn Mayall& The Bluesbreakersに参加。
このJohn Mayall& The Bluesbreakersに関し、Rock好きにはいまさら説明は要らないと思うけど、あのエリック・クラプトンやフリートウッド・マックの創設メンバーの一人 ピーター・グリーン、ブライアンの脱退後にストーンズに入ったミック・テイラー、クリームのジャック・ブルース、コロシアムのジョン・ハイズマン等々・・・・・、世界のトップアーチストと言われる方々を輩出しているバンドなんですよね。
そんな凄いバンドにアンディは、13歳で参加しちゃっているんです。
その後、ポール・ロジャース(Vo)、ポール・コゾフ(G)サイモン・カーク(D)と1969年にFreeを結成するんですが、この時のアンディは・・・・、まだ15歳!!
そして1970年に発表された3rdアルバムでシングルカットされたロジャースとの共作「All Right Now」が世界各国でNo.1に輝いてしまいます。
でも、Freeの凄さはアンディだけじゃないんです。
デビューの1stアルバム「Tons Of Sobs」のレコーディングは、実質7日間だけで、その時の年齢は・・・・・・、
ポール・ロジャース :18歳(49年12月17日生まれ)
ポール・コゾフ :18歳(50年9月14日生まれ)
アンディ・フレイザー:16歳(52年7月3日生まれ)
サイモン・カーク :19歳(49年7月28日生まれ)という若さ。
「All Right Now」がチャート入りを果たした時のメンバーの平均年齢20歳だというから驚きですよね!!
Freeというバンドは、本当に天才が集まったバンドだとおもいます。
しかし、全員が若かった・・・・、若すぎたんですね。
Freeは、1973年に解散し短命バンドになってしまいました。
解散後、ポール・ロジャースとサイモン・カークは、あの「Bad Company」を結成。
アンディは、自分のバンドを組んだり作詞・作曲に励んだり、他のアーチストのプロデュースに徹していたようです。
天才少年だった故アンディ・フレイザーを偲びつつ、当店所有のFreeのアルバムをご紹介しますネ!
●「Fire And Water
/邦題:ファイアー・アンド・ウォーター」
1970年発表の3rdアルバム。
シングルカットされた「All Right Now」の大ヒットにより、アルバムはUKで2位、USAで17位を記録。
当店でのリクエストでは、「All Right Now」は然り、「Fire And
Water」、「Mr.Big」等リクエストの多い名曲揃いのアルバムです。
●「Free Live!/邦題:フリー・ライヴ」
彼等の主たるフィールドだったサンダーランド(1970.1)、クロイドン(1970.9)の二つのコンサートから編集された1971年発表のLIVE盤。
UKでは4位を記録、USAでは89位。
針を落とすと最高に盛り上がった「All Right Now」から始まるこのLIVE盤は、ハードでブルージーなブリティッシュ・ロックの真骨頂!!
●「Free At Last/邦題:フリー・アット・ラスト」
1972年に発表されたオリジナルメンバーによる最後の作品。
UKでは9位を記録したがUSAでは69位。
Free各メンバーによる薬中になってしまったポール・コゾフフへの「応援」と「感謝」がこのアルバムの基調ですが、個人的には良くできているアルバムだと思っています。
●「The Free Story/邦題:フリー・ストーリー」
解散後の1974年発表のFree公認Best盤。
UKアルバムチャートで2位を記録する大ヒットアルバムとなりました。
当代きってのブルース・ロックバンドと崇められるFreeの6枚のアルバムから作品が集められていますので、代表曲は全て収録されています。